障がいのある方の絵画制作支援

定期的に障がいのある方の施設での絵画制作支援に携わらせていただいてます

私は中学美術の教員免許状も取得してますが、(実は)独身時代より福祉施設に従事していたので、介護福祉士も持っています。(ついでに幼児絵画指導スペシャリストというものとかも。)

子ども絵画教室をはじめて多分15年くらいになるのですが、(数が数えれない😂)

実は教室も自分から教室やりたい、やるぞ!とはじめたわけではなく、、、

近所のお子さん、お母さん方から「絵描いてるならうちの子に教えて〜」と自宅でやっていたのが、口コミでどんどんひろがり、人数が増え、、お母さん方が教室できる場所など探してくれ、

介護士として勤務しながら、勤務が休みの時には絵画教室を行っていたのが今の人権センタークラスだったりします

介護の現場での創作支援は介護士としての現場を離れた今も細々と関わらせていただいてます。

ペン使ってみたい。とひとつひとつ時間をかけて描いてます。

介護士としては高齢者、障がいのある方への支援は共に入所(特養、知的障害入所施設)通所(生活介護、デイ)、在宅(高齢者、障がい者ヘルパー)と部署異動などもあり色々させていただき

行動援護従事者として強度行動障害を持つ方の支援を行ってきた経験もあります。

なんやらあれこれですが、、高齢の方も、障がいがある方も子どもも大人も、画材に触れる(遊ぶ)ことで表情がやわらかくなったり、

やってみたいなという事を見つけてできた瞬間、制作や作品の中の小さなこだわりに気づいてもらえた時の笑顔。

そんな時間が最高に私のご褒美なんですよねー、子どもさんの教室も障がいある方の創作支援も続けてこれてる一番の理由かなぁ、、、

まずは画材を自分で選択する事から支援します

あと時々、教室に来られるお子さんでグレーなんです。実は療育に行ってるんです。とあとから教えてくださる事もあるのですが

一人一人、障がいあるなし関係なく、苦手に思う感覚、好きなことも違います。そうゆう点は私も教室時は観察しながら探ってるのですが

こちらがそこ(苦手なとこ)を見つけて、環境を整えてあげるだけで落ち着いて活動できたりこちらが気づかなかった素敵なとこみつけれたりするんですよね

なにより本人も苦手な環境に身を置くのは非常に疲れるし負担になるので

気になる方は、よかったら来られる前に一度ご相談いただけたら(こんなとこが苦手でこんな事が好き、こういう行動が困ってる等)よりその子に一番合う形を本人、保護者さんと一緒に考えられるかなと思います☺️

あすなろ教室7月

毎回、都度予約制で一期一会のメンバーで行ってます。

学校では皆一緒の活動ですが教室では、「やってみたい事、描きたいもの」がある子はそちらに取り組んでもらったり、特にない子はこちらから簡単なワークを取り組んでもらったり。

いつも微妙な色合いを沢山使い分けれるお子さん

表現することを楽しんで好きな事(絵の具だったりペンだったり)見つけてもらいたいので「描き方を習う」より「画材で遊ぶ」を、大事にしてます。た

まに、絵とか描くより走ったり動く方が断然好き!に気づく子もいますがそんな気づきもよし😊

切ったり貼ったりスタンプしたり、こんなふうにもできるんだーを見つけたり

今の子は30年前に比べたら圧倒的に絵の具やクレヨンなんかの画材に触れる機会が少ないのかな。と感じてるので幼児はもちろん小学生もまずは触れて画材を楽しんで欲しいなと

この時の最年少さん。異年齢交流がお互いの刺激になる事も多々あります

ワークはその時にいるメンバー、、、

はじめての子向けや、この子はこうゆう事が得意だったり伸ばせるかも〜と予約メンバーの名簿をみてネタをいくつか持ってきてます。それはしない!とフラれる事も多数🤣

ひとつおっきな決まった枠がある事で、その中から自分のこうしたい、がでてきたりするよね
道具の違いで表現できる違いに気づいたり。その子が描きたいものが見つかった時には、この道具使おうとか選択肢が増える事を考えてみたり、、
やってくうちにだんだんこうしてみよう、の工夫が出てくるのが子ども達、すごいよね
隣り合う色合いをどうするか、絵の具と水の量の割合の違いとかも個性がでるよね

こうしたい、より、こうしなきゃ!が強い子も回数重ねていくごとに、少しずつほぐれて

「私はこんな風にやりたいんよ」なんて言葉が出てくると

毎回、わー💕これからこの子はどんな風な作品つくるのかな。こんな主張が次は絵画教室以外でもできるようになってくれてたらいいな

って私がただ楽しくなるのです☺️

オーダー教室

お母さん方で場所を借りてのオーダー教室です「家が作りたい」のお子さんたちのご要望におこたえして、ミニ段ボールハウス

テープ貼ったり細かく工夫してくれてる

基本の形にペイントしていきました。けど、自分で基本の形から工夫したり

中に物が入れられるよ
場所はお母さん方で借りてくださってます
こちらは大きな家と合体させてました

中に持ってきた箱を組み合わせてベッド作ったり、みんなそれぞれ工夫が素敵でした

5月教室 ① 4歳〜小6まで

実際に、レモンを配ってレモンをテーマに制作しました。

レモンの爽やかな感じを表現する子がいたり

爽やかー!いろんなまるを切り取り貼り付ける工夫してました

こちらは実物サイズをみながらさわったり、、広島はレモンが日本一なんだと教えてくれ、ハサミやノリを使い、、、

表紙からの

ひらくと、レモンが飛び出てくる仕組みに工夫してました。バックは瀬戸内海だそう。ほかにも、沢山のレモン🍋をテーマな作品ができました

幻想的なレモンークレヨンや絵の具など使ってます

レモンの滑り台。発想がめっちゃかわいい💕
レモンの香りがするグッズとかにありそうじゃない?✨

かと思えば、レモンは早々に終え、お家を描くお友達も😊

赤くしっかり塗ってくれたよ
お家の中に私。切った画用紙をノリではって工夫してます

こちらでワークも用意してますが「描きたいもの」「やってみたいこと」があればその子の意思を大事にしたいと思ってます。

教室に来てるからと言って、その通りでなくてもいいかなぁと。むしろ、自分がやってみたいこと、作りたい、描きたいものがあるって素敵です。ない子はないで、そうゆうものにこれから出会えたらいいよねって思うのです。なかなか大人もそんな出会いは少ないですけど

レモンがよりひきたつみたいに切って貼る工夫をしてくれてる子も
レモンから見える色を全部重ねたらこんな色になったよー

瀬戸内の丘の景色が浮かぶね😊
レモンといえば唐揚げ!描いたレモンを切って貼りつけてます
元気な感じがとても伝わる

番外編、お母さんも一緒に体験しました。絵は苦手なんですーって仰ってたけど、見えないですよね。こんなふうに自分もやってみると皆様、自分のお子さんの素晴らしさ、再認識できますよ☺️

お子さんと一緒にお母さんも体験されました😊

障害のある方の絵画制作支援

障害のある方の施設にて、制作支援に関わってます。

年齢も障害もさまざま。

子どもさんの教室と同じく、上手だけを目指すのではなく「自分で選択すること」を大事にしてます。その為の環境や雰囲気、安心できる時間と場所を作るのが私の仕事かなと。

いわゆる「上手」はただの結果であって、その現象を捉えた第三者の意見というか、教室の目的ではないというか、、、

その人が何に興味を持っているか、クレヨンの発色や質感を好んでる人、ペンで描く音を音楽かのように楽しむ人、

自分が好きな食べ物を沢山描きたい人、周りの人がやってることと同じ事をしたい人

作品を制作する過程、

障害があるなし、年齢関係なく一人の人として何を選んでどうやりたいか。そうゆう自分がやってみたい気持ちを大事に出来たらなと思ってます

教室で大事にしてること①

東広島市や近郊で子どもさんの絵画教室をしてます。なんだかんだで14年目くらい?になりました

いくつか大事にしてることがあります。

●技術だけではない、美術を通じて子ども達自身の成長を見守ること

●子どもの学びの場のハードルをあげない事。学びの場は出来る限りどの子達にも平等である事

●お子さん自身が自分の良いところを気づける事。描いてる子だけじゃなく、お母さん方はじめ、参加してる他の子の違いや良さをお互いに気づける事。

⚫︎私自身が共に常に学び続けること。

技術だけではない、美術を通じて子ども自身の成長を見守る姿勢

自分が今、何がやりたい、どんな事に興味を持ってそれをどう表現していくか。。。そういう力をつけていく事を大事にしたいなって思ってます。自分を知って表現していく力は絵を描く以外のことにも応用していけるから。

私が具体的に気をつけているのは選択の自由。「これがやりたい」「こうしたい」を尊重したい。結果、用意してるワーク通りにならない事もしばしば。私の想定を軽々と超えてくる子達をみるのも楽しい

用意してる画材の例

やりたい事、描きたいことがある子は沢山の選択肢があっても迷わず決めれたり選べる。    けど、その選択肢がなかったり知らなかったり安心出来る場や相手でないと自分で選べない。

だから私はいつも絵を描きにきた皆さんが自分で選びたいものを選べるように出来る限りの安心出来る場作りと選択肢を用意しておきたいなと思ってます。

こうしたらあーなる。こう出来る。を教えてしまうのは簡単。そんなひとつひとつを自分で発見していく事に学びの楽しさがあるのに、教える側が奪ってしまうのはもったいないかなぁ。。と、、、思ってしまうしね。

気づけるようそっとサポートする事でぐんぐん自分のものにしてくのをみると、なんだか子ども、、、というか人ってすごいな。。といつもいろんな可能性を想像して心がわくわく、自分もまたチャレンジしようと勇気をもらう。これが私の教室を続けてる原動力の一つかもしれんです。

あすなろ教室 12月

あすなろ教室

クリスマスに飾るオーナメント作りを行いました。

それぞれ工夫してくれました

ワークについて、どのクラスも、その時にいるメンバーをみてその都度、

はじめましての子、
この子はこんなとこを伸ばしたい、
ここを自信つけれたら、、
などその子の伸ばしたい力を重視して内容決めて一人一人と関わってます。

この日の子どもたちは少人数、
私の予想の斜め上
「こんな風に作りたい」を工夫してきて、

そんなお友達をみて別の子も工夫
おぉ✨みんな天才😂ってなりました。

【徒然と教室と自分の制作について、、】


私にとって絵は表現方法としての手段のひとつなだけなんだろうな、、、と教室記事を書いてて、つくづく思う。。

私は好奇心の塊で新しいことを発見することがすごく楽しい。。😌

変わらない毎日なんてなくて、世界は毎日が新しい発見に満ちてると感じるし、子どもと一緒だとこんな事もあるのかと一人よりも気づきがより沢山。だから描きたくなる。

自分の思い込みでコップひとつ、葉っぱひとつにしても知ってるつもり、みてるつもりが沢山。

「良い作品」を作る事以上にその作品と向き合う事でどれだけの事が学べるか、
自分の生き方に活かしていけるか、
に、私が興味あるから、
多分「子どもに良い作品作らせたい」を目指して私の教室に来てくれた人にはまったく物足りないかもしれん。。。ごめんなさい。

私も作品制作については日々どうしたらもっと良くなるかなってもがいてるし、他に学べる教室も沢山だからあれこれ自分にあうとこ探してみたらいいと思う

市内にも子ども絵画教室、沢山増えたから私がそこをがんばろうとも思ってないし、むしろ私も学べるなら学びたい、、、

それに良い悪いも人それぞれだし、立場変わるとまた違うし、良い作品、は、ただ結果のひとつの側面なだけかもしれんよ。

そんなわけで、、、
日々接する家族から学び、自然に学び、制作してきた先輩方、先をいく後輩達、何より制作する事で学ぶ。。

生きにくいなと思ってた世界は本当はとても優しくて自分の見方でいかようにもかわるものなのかも。。

つまりは私は絵を描く手段を知れて幸せだと思ってます。。

あすなろ教室はじめました

地元のあすなろベイキングカンパニーさんで、子ども絵画教室をさせていただいてます。いつもちびっこ達からめっちゃパワーもらってます。ちびっこみんな天才✨*\(^o^)/*✨

東広島市にあるあすなろベイキングカンパニーさん

出来るだけ一人一人と関わりたいので少人数制です。上手に描く事より、描きたいを自分なりにどう表現していくか、、、表現を安心して楽しめる場づくりを大事にしたいなと思ってます。

1回ごとの予約制で店頭での予約受付になってます。手ぶらオッケーなので絵の具やクレヨンで遊びたくなったら一緒に遊びましょ☺️